組合青年会は1月25日(水)午後5時から講師に厚生労働省認定 フラワー装飾一級技能士、(公社)日本フラワーデザイナー協会 講師、岡山のユニフラワー 代表 杉本一洋氏を招きアレンジメント・ブーケ講習会を開催しました。
デモンストレーション作品は2月2日(木)まで購買部、事務局2階にて展示中!!
講師の杉本氏は2016年 INTERNATIONAL FLORAL ART 2016-2017 BRONZE LEAF(第3位)、2019年 インターフローラワールドカップ2019 フィラデルフィア大会 セミファイナリスト 9位入賞 ほか、受賞多数の実績をお持ちです。
講師のプロフィール、ユニフラワーさまのご紹介は下記サイトアドレスをご参照ください。
10作品をデモンストレーションされました。
講師が語った主なポイントをまとめてみました。
①花束に花瓶を付けて販売する。(提案、抱き合わせ販売で客単価アップ)
②欧州は花束主流。(花束を贈る文化がある)アメリカはフォームを使用したアレンジメントが主。
③日本人は間引く(削ぐ)という美意識を持っているが欧米ではその意識が薄い。
④花屋さんは提案すること。(花屋に足りない能力は提案力)
お客様のリクエストに応え、提案したり、教えてあげたり、共に作り上げることで満足度も上がり、win&winの関係を構築することで利幅も確保できる。
⑤自分のネームバリューを付加価値に出来るよう意識して腕を磨いた。
⑥シンプルで物が少ない方がスタイリッシュに見える。
⑦アレンジメント・ブーケ制作の様子をお客様に見せる。話をしながら、花屋はデモンストレーターであるべき。(喋れなくても技術、所作で感動を与える)
SC内テナント営業であっても買い物の間に制作しておくのではなくお客様の目の前で制作していくことで感動を与え、付加価値を上げる。
⑧ドライと生花をうまく組み合わせる。
⑨対称か非対称かとか、黄金比(フィボナッチ数列:この形状は強度を保つため、効率的に成長するのに合理的であり、植物が自然界で生存するために必然的に現れたものであり、「生命の曲線」と言われています。→8対5対3)を意識した配置などバランス、強弱を考える。
⑩完成を予測して作品を作る。
⑪整理整頓が出来ていないと良い商品は作れない。(効率的な動き、花を傷つけない動き、美しい所作)
⑫色の組み合わせの基本は色相を重視するが花の中のいろいろな色で繋がりを持たせる。
感想:お花屋さんは新商品をいつでも開発することができる。そのためにはアイデアを溜め、商品知識を駆使して、お客様に提案、アドバイスして日々新たな商品を生み出して付加価値経営を展開していくべきだという気付きをいただきました。